メニュー

低温やけどとは・・・?

[2023.12.15]

寒くなるにつれ、こたつや使い捨てカイロで暖をとる機会が増えてきましたね。

ここで注意したいのが、暖房器具などによる低温やけどです。

 

低温やけどとは・・・?

短時間の接触では問題とならない程度の温度(約40~50℃)が、長時間にわたり接触部分に作用することにより生じます。

そのため自覚症状があらわれにくく、本人も気づかないうちに皮膚の奥まで損傷し、重症化しやすいです。

症状は赤みや痛み、水ぶくれなどが現れます。

その後2週間ほどかけて血流の悪化、細胞の壊死が進み皮膚が黒くなっていきます。

さらに細菌感染を引き起こすこともあります。

やけどの程度はⅠ~Ⅲ度に分類されますが、低温やけどはほとんどがⅢ度になります。

 

~このような方は低温やけどに注意が必要です~

皮膚の薄い高齢者

・寝返りのできない乳児

・知覚や運動機能に麻痺がある人

・糖尿病など手足の循環が悪い人

・泥酔している人

・体の感覚の鈍い人

特に足は他の部位に比べて知覚が鈍く、皮膚のすぐ下に骨があることから血管が圧迫されやすく、身体が熱を分散しにくいので低温やけどになりやすいです。

また予防のためには暖房器具などを正しく使うことが重要です。

電気ストーブやこたつなどはある程度温まったら一度切り、つけっぱなしにしないようにしましょう。オフタイマーなども活用してください。

貼るタイプの使い捨てカイロは肌に直接貼らず、衣服の上から貼るようにしましょう。

 

まだまだ寒い日が続きますので、やけどに注意しながら暖をとりましょう。

 

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME