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アトピー性皮膚炎の注射について

[2024.10.25]

足あとのライン素材(人間)

アトピー性皮膚炎の改善方法として、内服・外用薬があります。しかし、長期間塗っても良くならない場合や重症な場合(一定の基準があります)には注射を試してみることもできます。

当院では、デュピクセント、ミチーガを取り扱っております。

💉デュピクセント

◎この注射の作用

IL‐4、IL‐13を抑える作用のある注射になります。このIL‐4、IL‐13というのは皮膚の中の炎症を引き起こしたり、皮膚のバリア機能を低下させてしまう働きがある物質です。

この物質を抑えることで、炎症やかゆみ、バリア機能低下に対する効果が期待できます。

〇副作用として…

・万が一 薬が合わなかった場合の過敏症反応(ふらつき、息苦しさ、めまいなど)・注射部位の発疹や腫れ

・ヘルペス感染・結膜炎・免疫の働きを抑えてしまうことによる寄生虫感染

などが挙げられます。

インスリン注射のイラスト

6か月以上であれば打つことができる注射で、年齢や体重、疾患により打つ量が変わってきます。また、アトピー性皮膚炎の他に蕁麻疹や結節性痒疹にも適応があります。

💉ミチーガ

◎この注射の作用

IL‐31を抑える作用のある注射になります。このIL‐31というのもアトピー性皮膚炎の炎症やかゆみの原因となってしまう物質です。

この働きをブロックすることでかゆみを抑えることに繋がります。

〇副作用として…

・感染症 ・皮膚症状の悪化(かゆみはおさまっても皮疹が悪化してしまうなど)

・過敏症・注射部位の症状(薬が合わなかった場合の息苦しさ、めまいなど)

などが挙げられます。

6歳以上の方が打てる注射です。こちらもアトピー性皮膚炎の他に結節性痒疹にも適応のある注射になります。

 

どちらも、ご自身で自宅で打つことができるようになる注射です。通院頻度や値段、実際に打ってみて…など、学校やお仕事を含めて日常生活の中で続けられそうかどうか相談しながら進めていきましょう!

アトピー性皮膚炎はよくなったり悪くなったりを繰り返すという特徴もあります。そのため、こういった注射や飲み薬・塗り薬などを上手く併用してなるべく良い状態を続けられることを目指していきましょう。

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