皮膚のカサカサ
生暖かい風から寒い風に変わってきて、秋を感じる季節になってきました。
皮膚のかさつき、かゆみはでていませんか?
・皮膚が粉をふいたように白い。
・皮膚た乾燥してカサカサしている。
・とにかくかゆい!
それは、皮脂欠乏症 かもしれません!!
皮脂欠乏症が進んで皮脂欠乏性湿疹になると、かゆみもひどく夜中に目がさめるほどです。
皮脂欠乏症の治療の基本は保湿剤を塗ることです。
保湿剤によるスキンケアは、季節に関係なく年間を通して続けることが大切です。
健康な皮膚には角質のバリア機能があり、水分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。
しかし皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質といった物質が不足して皮膚が乾燥した状態(ドライスキン)になると、角質が剝がれてすき間ができ、外からの刺激を受けやすくなります。
保湿剤は、皮膚の水分が抜けないように【ふた】をしたり、皮膚に水分を与えたりする役割を持っています。健康な皮膚を守るために保湿剤を塗ってスキンケアをしましょう。
使用量の目安
・軟膏やクリームは人差し指の先端から1つ目の関節まで伸ばした量、ローションは1円玉くらいの量が、
大人の手のひら約2枚分の面積に塗る量の目安になります。
・また、ティッシュペーパーが皮膚に付く、または、皮膚がテカる程度も使用量の目安になります。
塗り方の工夫
・入浴後5分以内に塗りましょう。
保湿剤は皮膚」が水分を吸収している入浴後に塗るのか効果的です。
・塗る前に皮膚を湿らせて置きましょう。
保湿剤は皮膚から水分が逃げないように【ふた】をする役割を持っています。
そのため保湿剤を塗る前に水や化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと、十分な保湿効果が期待できます。
皮膚科では軟膏やクリーム、ローションなどの保湿剤を処方することができます。
また、症状が悪化して湿疹、赤みのある場合にはステロイドの塗り薬などで治療します。
かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などの飲み薬などで治療します。
気になる症状があるときは皮膚科を受診しましょう。