じんましんとはどんな病気？

　じんましんは４～５人に１人が一生に一度は経験するといわれています。
　身近な疾患である一方で、その7割ほどは原因がはっきりわかっていません。

●症状としては・・・
　皮膚が赤くふくらんでムズムズするようなかゆみをともないます。
　赤いふくらみが消えたり現れたりすることもあります。掻いてどんどん広がっていくことも・・・。

●発症のしくみ・・・
　ヒスタミンなどの化学物質が血管と神経に働きかけて症状を引き起こします。
　日光や気温、食べ物やお薬など特定の刺激が原因で起こる場合と、これといった原因はわからないけれども自発的に発症する場合とがあります。

●治療法
　原因がはっきりしている場合はまずその原因を取り除きます。
　原因がはっきりしていても症状が治まらないとき、原因がわからないときは飲み薬を中心に治療していきます。

　症状が軽くなってきても、自己判断で急にお薬を中断しないように心がけましょう。
　急に中断することで症状がぶり返してしまうことがあります。

　日常生活では、刺激をさける、十分な睡眠をとる、ストレスをためない、なるべく掻かないことなどが大事です。
　じんましんは焦らず、無理せず治療することが何より効果的です。

　じんましんかなと思ったときは、時間が経って症状が消えてしまうこともあるので症状を写真に撮ってから受診すると安心です。