秋の花粉症について
[2022.09.02]
秋の花粉症では、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉に注意が必要です。
花粉は春だけではなく1年を通して飛散しアレルギー性鼻炎(花粉やハウスダストなど)を引き起こしています。
夏から秋にかけて花粉の飛散シーズンを迎える植物にはキク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラなどがあり、全体の15%の人がこの季節に目や鼻の症状を訴えています。
秋の花粉症基本情報
植物 |
ブタクサ |
ヨモギ |
カナムグラ |
---|---|---|---|
時期 | 8月~10月 | 8月中旬~10月 | 8月下旬~10月 |
特徴 | 秋の花粉症の原因であるキク科のブタクサやヨモギは、河原や公園、空き地など市街地にも多く生息しています。秋の花粉症であることを自覚しないまま、ジョギングや散歩の際に吸い込んでしまい、症状を悪化させる例もあります。スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎(花粉やハウスダストなど)の方は、秋の花粉症にもかかりやすいので、このような場所の近くを避けて歩くなど、適切に対処することが大切です。 |
これらの花粉(アレルゲン)が眼や鼻、口から入ってくると体内の免疫機能により花粉を異物と判断し取り除こうとする抗体が作られアレルギー反応がおこります。
このアレルギー反応は、くしゃみ・鼻水・目のかゆみや涙、喉の痛みという形で現れ花粉が体内にある限りこれらの症状が出現し続けます。
また春に発症した方が、必ずしも秋にも発症するとは限りません。
しかし、スギ花粉症患者の70%もの人が、季節を問わずアレルギー性鼻炎症状が現れるといわれています。
春だけではなく秋にもアレルギー性鼻炎症状が現れる方は、秋の花粉が原因かもしれません。
当院では採血が苦手なお子様もできる指先から少し血液を採るイムノキャップというアレルギー検査と、大人の方は採血でのアレルギーを調べることができます。
お気軽にお相談ください。